田んぼ2020年5月17日(日)

月1000円から自分の田んぼが持てる!里山を保全する棚田のオーナー、募集します。

いとしまシェアハウス
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「食べもの・お金・エネルギーをつくる」いとしまシェアハウスです。

耕作放棄地が増える集落の棚田を守るために3年前からスタートした棚田オーナー制度。

毎年繋がりのある企業や団体の方をメインにオーナーになっていただき、ありがたいことにずっと満員だった田んぼですが、今年はコロナウイルスの影響でいくつか空きが出ることになりました。

そこで今回は、個人でも気軽にオーナーになれる棚田の個人オーナーを募集したいと思います。

◎棚田のオーナー制度とは

全国から田んぼのオーナーを募集し、福岡県糸島市の美しい棚田を守るための活動です。

オーナーになると…

・管理人付きの田んぼで、街にいながら気軽に「自分の田んぼ」が持てる。

・なかなか流通しない「棚田米」が食べられる。

・棚田でお米がどうやって育つのか、手植え・天日干しと昔ながらの田んぼを中心にした里山文化の体験ができる。

・楽しみながら里山保全活動ができる。

水の管理や日々の草刈りなどはシェアハウス住人や地域の人たちが担当するので、忙しい方でも安心してご参加いただけます。

 

機械の入らない小さな棚田を守っていくには人の手による作業が欠かせません。そのためには「仕事として持続可能な形で田んぼを守っていく仕組み」が必要です。棚田オーナー制度で支援費をいただくことで、この地域の小さな雇用を生み出していきたいと思っています。

◎棚田オーナー制度を始めた理由

昔から、棚田は「水源が近く水が綺麗なこと」「昼夜の温度差が大きいこと」などから美味しいお米が育つと言われてきました。

けれど、平坦な場所に比べ1枚の面積が小さく機械が入らないこともあり生産性が低く、「労力2倍、収量半分」と言われるほど管理が大変な場所でもあります。そのため、田んぼを手放す人が増え、集落でも耕作放棄地が目立つようになってきました。今、日本中では全盛期の4割の棚田が失われていると言われています。

耕作放棄地が増えると、そこへ野生動物が降りてきて畑や石垣を荒らすため、さらに耕作放棄地が増えるという悪循環も起きています。

 

私たちの集落にとって、棚田はお米をつくる”ただの田んぼ”ではなく豊かな生態系を育む場だったり、美しい地下水をつくったり、増水を抑え土砂や災害を防ぐ、という大切な役割もあります。

お米を作って販売しようとしても、手間も時間もかかる小さな棚田で収穫できる量ではやった分だけ赤字になってしまう。それでは、この棚田文化を守っていくためにどうしたらいいか、と考えた末にスタートしたのが「棚田のオーナー制度」です。

街の人たちに里山文化を体験してもらいながら、棚田で仕事をつくることで地域が継続的に田んぼを維持していける、という仕組みです。

「田んぼ体験をしてみたい」「街にいながら、自然と触れ合いたい」「田んぼをしてみたいけど、自分だけでやるのは不安」「里山文化を守る活動をしてみたい」という方、ぜひオーナーになっていただけると嬉しいです!

◎オーナーになるには

個人オーナーになるには以下のプランからお選びいただけます。

棚田ウェブオーナープラン (月あたり1,000円/年契約)

・棚田オーナー権
・棚田レポート
・webサイトにて名前紹介

棚田参加プラン (月あたり2,000円/年契約)

・棚田オーナー権
・大人ひとり参加(未就学児1名無料参加可)
・棚田レポート
・webサイトにて名前紹介
・収穫後に玄米1kgお届け

おすそ分けプラン (月あたり2,500円/年契約)

・棚田オーナー権
・大人ひとり参加(未就学児1名無料参加可)
・棚田レポート
・webサイトにて名前紹介
・収穫後に玄米2kgお届け
・次の年にまける種もみ付き(バケツ稲用)
・おすそ分け小袋付き

暮らし体験プラン (月あたり3,000円/年契約)

・棚田オーナー権
・大人ひとり参加(未就学児1名無料参加可)
・棚田レポート
・webサイトにて名前紹介
・収穫後に玄米3kgお届け
・いとしまシェアハウスのもちつき(12月末)、米麹を使った味噌づくり(2月)のワークショップへ無料招待

ファミリープラン (月あたり4,000円/年契約(1人あたり2,000円))

・棚田オーナー権
・大人ふたり参加(中学生まで2名無料参加可)
・棚田レポート
・webサイトにて名前紹介
・収穫後に玄米4kgお届け
・次の年にまける種もみ付き(バケツ稲用)

棚田保全プラン (月あたり5,000円/年契約)

・棚田オーナー権
・大人ひとり参加(未就学児1名無料参加可)
・棚田レポート
・webサイトにて名前紹介
・収穫後に玄米5kgお届け
・次の年にまける種もみ付き(バケツ稲用)
・おすそ分け小袋付き
・いとしまシェアハウスのもちつき(12月末)、新米を食べる会(1月)、米麹を使った味噌づくり(2月)ワークショップへ無料招待

※中学生以下半額。(お届けのお米も半分となります)
※基本的に年間契約、12カ月分のお支払いとなります。
※個人・家族オーナーは1枚の田んぼを共同で持っていただきます。
※各種オプションはご相談ください。

◎年間スケジュール

6月 田植え☆
7月 草取り/成長観察☆
8月 草取り/成長観察☆
9月 草取り/成長観察☆・イノシシ柵設置☆
10月 竹刈り☆・稲刈り/天日干し☆
11月 天日干し・脱穀★
12月 餅つき◎・わら切り★
1月 わら切り★
2月 味噌づくり◎・わら切り★
3月 田んぼ整備★
4月 水路整備★・種まき★
5月 田植え準備★

☆月に1度の田んぼ体験。9月・10月はイノシシ対策の柵の設置と、天日干しに使う竹刈りもするのでは2日あります。
★栽培期間以外の田んぼ体験。ご希望される場合はご参加ください。
◎別途有料の暮らし体験。暮らし体験プラン、棚田保全プランの方は無料ご招待。

※月に1度の田んぼ体験はこちらから日程をお知らせします。都合がつく日にご参加ください。
※コロナウイルスの関係で田んぼ体験が中止になる可能性もあります。ご了承ください。
※コロナウイルス対策のため、車にて現地集合・現地解散となります。

◎利用者の声

「シェアオフィスの会員さんと参加したのですが、一体感が生まれてより一層仲良くなれました!自分たちで育てたお米の味は格別です!
シェアオフィス運営・窪田さん

地域の人が田んぼの管理をしてくれたので、安心して参加できました!子どもたちに自然に触れ合う体験をさせてあげられたのも嬉しかったですね。」
企業代表・デビさん

「田植えや稲刈りだけでなく、草刈りも含めて年間を通じた里山の暮らしを体験できたのが楽しかったです。収穫したお米を食べながらいろんなことを思い出してわいわいできるのも良かったですね。
コミュニティ運営・坂田さん

 

お申し込みはこちら

 

棚田シェアオーナー 申し込みフォーム

 

◎団体・企業さまで棚田のオーナー制度に参加を希望される場合は

こちらからお問い合わせください。

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