棚田オーナー制度、夏の田んぼ体験レポート!
こんにちは。いとしまシェアハウスです。
今年の夏は梅雨のような大雨が続いたり、コロナ感染者数が増えて体験日を中止したりとなかなか大変な時期でした……!
ですが、こんな状況でも稲はたくましく育ってくれています。
青々とした稲の姿が見られるのは、夏だけ。海と空の青と、色鮮やかな緑のコントラストがとっても美しく、ちょっと散歩するだけでも爽やかな気分になれちゃいます。
稲にとって成長期の夏は、雑草にとっても絶好の成長期。栄養を奪われて稲の成長が滞らないように、稲の隙間にはえる雑草を手で抜いていきます。
私たちの田んぼは、肥料を入れない方法でお米を育てています。
土のエネルギーだけで稲を育てないといけないので、肥料を入れる田んぼよりもイネの間隔が広くなっています。狭く植えすぎると、栄養が足りなくなって稲が育たないからです。
それは雑草も一緒。貴重な土のエネルギーを雑草に持っていかれてしまっては、稲に十分なエネルギーが行き渡りません。
雑草を抜き終わり、キラキラした水が流れるのを見てほっと一安心。全部手作業なので大変ですが、だんだん瞑想しているような感覚になって頭がスッキリしてきます。農作業、頭の整理にめっちゃ効く気がします。
さて。9月になると、稲に穂がついています!さらさらと揺れる姿がとっても可愛い…!
体験日には、田んぼに彼岸花が咲き始めました。彼岸花は毒を持つので、はたけや田んぼの食料を動物や虫から守るために植えられたと言われています。きれいなだけじゃないんですね。
この頃、朝に田んぼを散歩すると、お米の花を見つけることができます。
この白くて小さいものが、稲の花。開花しているのを見られるのは、朝の数時間程度。見つけられたらラッキーです!
稲の受粉を妨げないよう、この時期は田んぼの中には入らず、畔の草刈りなどをメインに作業をしていきます。
このまま無事に育ってくれますように!
一番心配なのは、猪の侵入です。去年はこれで収穫量が激減してしまいました。秋には猪柵のチェックや修復作業も行います。
また糸島の田んぼでお会いしましょう!